再会の約束はしない
- Maki Ikehata
- 3月21日
- 読了時間: 1分
きみと別れた日
空は少しだけ
やさしかった気がする
夢って
見てる間だけ そこにいてくれる幻灯のようで
だけど
追いかけないと 何も残らない
だから きみも行った
ぼくも 行くふりをした
ほんとうは すこし泣いた
いつか
きみが夢をおわらせたとき
ぼくも 夢から帰ってこれたら
世界のどこかで
それはニューヨークかローマか東京かわからないけど
カフェラテでも飲みながら
なんとなく 目が合ったらいい
約束はしない
メールもしない
ただ、
きみが生きていて
ぼくも生きていて
そのとき、風が吹いたら
それだけで きっと、うれしい
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